ぬいぐるみを断捨離しようとした話

はい、結局できなかったんですけどね

ぬいぐるみと決別したくて、変わりたくて断捨離しようとした

ぬいぐるみといると、どうしても自分にアクセス出来ないし、会社員時代の嫌な記憶も蘇るし、そもそもこの子達がいるから彼氏できないんじゃね？とすら最近思うようにもなった

宇宙の法則の話をしよう

この世は、自分から先に出す（損をする）事をしないと、何も受け取れない仕組みになっている

何も出さない（捨てない）人間に、与えられるものなぞ無いのである

たまに、セミナーの値段が高いから受けないとか言う人がいるが、出さない人間は受け取れません

出した者が受け取れるのがこの世の真理です

よって、セミナーの値段が高いから受けないとか言う人間は一生変わりません笑

出すと言うことは、エネルギーを出すこと、損をすること、お金を支払うこと、感情を出すこと、時間を使うこと

それらの諸々が含まれている

先に自分からたくさん損してリスク取った人間が最終的に受け取れるんです

前置きが長くなったが

そういうわけで、私も一番大切なものを敢えて手放そうとしてみた

が、できなかった…

私にとってぬいぐるみたちは、家族でもあり、友人でもあり、ペットでもあり、もう一人の自分でもある

ざっくり言うならイマジナリーフレンドです

寝るときは何時も一緒だったし 悲しことがあったら慰めてくれたし 遅くまで寝てるときは、

「はよ起きろ〜」

とか脳内にメッセージを送ってくれた

会社でむかつくくそババアにいびられた日は、ぬいぐるみを触って癒してもらった

（マジであいつシネよな。今すぐ心肺停止してこの世から消えろ！あー思い出したらムカついてきたぜ。ここは俺の日記帳。何を書いてもいいんだぜ。嫌なら見るなよ？お互い様だからな愚民ども）

でも、なんとなくこのままではいけない気がしていた

本当はずっと一緒に居たかったけど、この子達を手放さないと仕事に集中できないし、彼氏も出来ないし、人間と関われない気がしていた

そろそろお別れする時なのかなと思っていた

でもいきなり捨てるのも嫌だから、ここ1カ月はぬいぐるみ達と距離を置いていた

自分の見えない所に置いて。

でも寒くて暗い所に置いておくのは可哀想だから、トートバッグの中にみんなを入れて、少しでも寂しくならないようにした。

出さない人の元には入ってこない だから、私は大切なぬいぐるみを敢えて断捨離しようと思った

とっとと変わりたかったのである

ぬいぐるみ達を神社の焚き上げ供養に出そうと思って、でかいトートバッグにぬいぐるみ達を詰め込んで電車に乗った

いつかぬいぐるみ達とお出かけしたいな、とか昔考えてたのを思い出した

まさか今日が最初で最期のお出かけになるなんて…と皮肉にも思った

電車が来るのを待ってる時に、ずっとカバンの中にいるのは苦しいだろうから、少しだけチャックを開けて外の空気を吸わせてあげた。

初めて外の世界を見たであろう。

なんだか喜んでるような、悲しんでるような気がした。

なんどもなんども、ありがとうとごめんねをぬいぐるみ達に言った。

ぬいぐるみを抱きながら、もうこのモフモフ感は味わえないのか、と思いながら電車に乗った。

神社がある最寄駅に着いたとき、辛くて泣きそうになった。

やっぱ捨てたく無いって。

せっかく来たし、変わりたかったから、とりあえず神社に向かった。

心の中はずっとぐるぐるしていた。

本当にこれでいいのだろうかと。

でもあのとき、ぬいぐるみたちも覚悟した顔をしていたと思う。

もっと遊んでーとも言ってるし、

もう大丈夫だよ

とも言ってるように感じた

メンターにぬいぐるみを断捨離するという趣旨のメッセージを発言した

そしたら 無理にしなくても メッセージが返ってきた

背中を押されなかったから、結局断捨離はできなかった

もしあのとき押されてたら捨ててだと思う

それはそれでスッキリ気持ちにけじめつけれて良かったのかもしれない

でもこの先辛いことがあったとき、ぬいぐるみに甘えられないのは辛い

結局私は手放せられなかった

自分を責めた

交通費までかけて何やってんだ俺…ってなった

結局その日はぬいぐるみ連れて絵馬書いて参拝して帰った

絵馬書いてるときと参拝してるとき、本当は最後まで焚き上げしようか迷ってた

でももう感情を感じすぎて考えすぎて疲れちゃったし、そんな気になれなかった

ぬいぐるみとお出かけして終わった… 何やってんだ俺

悲劇なのか喜劇なのかわからない

ぬいぐるみに興味ない人からしたら茶番でしかないだろう

絵馬には今叶えたい願い事全て書いた

本当に願いが叶えられるならぬいぐるみがいようがいなかろうが関係ない気もする

今回私は断捨離はできなかったけど、交通費と時間を投資した。 いろんな感情を沢山出した。

先に損をした。

きっと時間差で何か得るものがあるだろう。

まだ少しだけコイツらとは一緒にいる。

でもいつか必ず別れるときが来ると思っている。

いや、別れないといけないときと言えるのかもしれない。

今日はそんな一日でした。

おわり